リワークアシストとは
うつ病・双極性障害といった気分障害、不安障害、適応障害などの精神疾患によって休職中もしくは離職中の方が、復職・再就職をつまずくことなくスムーズに行うための一種のリハビリテーションであり、集団精神療法という側面もあります。
精神疾患は再発しやすい特性があり、リワークで考え方のクセを見直したり、ストレス対処法を学んだりすることが再発予防に効果的です。
当院リワークでは「①生活リズムの再構築」「②内省に基づくレジリエンス(精神的回復力)の獲得」「③これまでの働き方・今後の働き方の再考」の3点をねらいとしたプログラムを通して、体調や作業能力を回復しながら、復職・再就職への準備を行うことができます。2010年の開設以来、延べ約400名の方が利用されています。(2022年現在)
- 生活リズムの再構築
- 内省に基づくレジリエンス(精神的回復力)の獲得
- これまでの働き方・今後の働き方の再考
対象となる方
- 休職中、もしくは再就職を考えている方
- 当院を利用する上で支障がない方
- ※転院の必要はありません
主治医に相談し、許可を頂いてください。以下のような方におすすめです。
- 「体調は良くなったが、出勤することに抵抗がある」
- 「仕事に関する悩みを共有する仲間がほしい」
- 「復職への意欲はあるが、職場復帰には自信がない」
- 「復職後の再発を予防したい・再発予防策を考えて再就職したい」
見学・ご利用の流れ
当院にかかっている方は、まずは当院医師にご相談ください。①見学→③体験 という流れとなります。他院に主治医がおられる方がご利用の場合は、①見学→②初診→③体験 という流れとなります。まずは当院にお電話でお問合せください。
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見学
- A、Bの2種類のコースがあります。
- A.施設見学コースは紹介状がなくても可能です。
- 両コースともリワークの詳細説明をスタッフが行います。
A. 施設見学コース
紹介状は必須ではありません。リワーク終了後の時間設定となるため、プログラムの様子はご覧頂けません。「まずは見学をしてから利用を考えよう」という方向けです。
B. プログラム見学コース
主治医の紹介状が必要です(リワーク利用について相談済みであればそれでも可)。「A.施設見学コース」に加えて、午前あるいは午後のプログラムの様子をご覧頂くことができます。全30分程です。
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初診
※「A.施設見学コース」がお済みの他院主治医の方は、初診時に必ず紹介状をお持ちください。
開講日と一日のスケジュール
開講日:月・火・木・金 8:40~15:00 水 8:40~12:30
※現在safariにて下記カレンダー表示に不具合が出ている場合がございます。safariでカレンダーを開けない方はこちらよりご確認ください。またはGoogle Chrome等他のブラウザで開いてください。
一日のスケジュール例
- 08:40
- 開室・受付
- 09:45
- 朝礼
- 10:00
- 午前プログラム/オフィススタディ
- 12:00
- 昼休憩・会計
- 13:00
- 午後プログラム
- 15:00
- 閉室
アフターフォローについて
リワーク利用者の方々にとっては復職後・再就職後からが重要です。そこで、第1・3土曜日にリワークを終了された方へのアフターフォローの場を設けています。内容は近況報告や他のメンバーへの質問、スタッフからの話題提供などが中心です。季節ごとのイベントや現利用者との交流会なども企画しています。一息つく場所、セルフケアのための一資源としてぜひご活用ください。